僕自身のワーキングホリデー体験〔1995.04.23 ~ 1996.04.03〕をまとめた記事です。
スマホもなく、ネット検索もできなかった「30年近く前の話」なので、現在と比べるとかなり【レトロ】な内容になっていると思います。
1995年、日本では1月に阪神・淡路大震災、3月に地下鉄サリン事件、と大きな出来事があったので、オーストラリアのニュース番組でもたまに報道されていました。
この記事を書いている現在(2023年)は、コロナウイルスの影響やウクライナ侵攻など、結構大変な状況ですが、当時のオーストラリアには世界中からたくさんの旅行者やワーホリ利用者が来ていました。
ワーホリ、スタートするよ♪
当時の自分
・大学卒業後:22歳
・英語レベル:カンタンな日常会話はできる
・準備した金額:約80万円
お金が減ってきたら、仕事をする♪
移動・滞在先一覧
【1】・ブリスベン(語学学校・ホームステイ)
・カードウェル(釣り・パンプキンピッキング)
【2】・ケアンズ(アクティビティがたくさん!)
【3】・マウント・アイザ
・アリススプリングス
・エアーズ・ロック(最高!)
(マウントオルガ、キングスキャニオン)
・ダーウィン
【4】・カナナラ
・ブルーム(ヤバイ農場!)
【5】・ポートヘッドランド
・カーナーボン
・エクスマウス
・コーラルベイ
・デナム
・ジェラルトン
・ドンガラ
・パース(ピナクルズ、ロットネスト島)
・バンバリー
・ブッセルトン
・ダンスボロー
・オーガスタ
・ペムバートン
・オールバニー
・エスペランス
【6】・オールバニー(ストロベリーピッキング)
【7】・エスペランス(HAPPY NEW YEAR!)
・アデレード(カンガルー島)
・バララット
・メルボルン
【8】・タスマニア島(レンタカーで車の旅!)
【9】・ベンディゴ
・キャンベラ(首都♪)
・ブリスベン(7か月ぶり!)
・シドニー (最終目的地?)
【10】・ミルデューラ(グレープピッキング)
【11】・シドニー (フィニッシュ!)
主な移動手段:バス
ブリスベン(Brisbane)
〔1995.04.23 ~ 06.11〕
やって来ました! オーストラリア!
僕自身、海外旅行の経験は何度かありましたが、ワーホリは約1年間の長期滞在になるので、現地の生活に慣れるため1か月半ほど語学学校に通い、ホームステイをしました。
ブリスベンの街はきれいで過ごしやすく、川沿いにある大きい公園ではマーケットがよく開かれていました。
語学学校
日本だけでなく、韓国、台湾、スイス、タイ、トルコなど、思ったより多くの国から来ていて、年齢も学生から社会人まで、バラバラでした。
学校帰りにはみんなで街中をブラブラして遊んだり、買い物したりと、日本の学生生活と同じ感覚で楽しかったです。
通っていた学校は、もう無いらしい。。。
ホームステイ
オーストラリアは短期留学生や旅行者が多いので、
「ホームステイをビジネスにして収入を得る」
という家庭も多く、僕がお世話になったのは夫婦2人の家庭でした。
ちょうど奥さんが妊娠中だったので、一緒に遊びに出かけることはありませんでしたが、ホームステイ先によっては「子供がたくさんいて、よく遊びに行く」という家庭もありました。
ブリスベンでの生活
結構自由に行動できたので、友達と楽しく過ごせました。
・海釣り(釣った魚は料理)
・ゴルフの練習(安い)
・レンタカーでドライブ(ゴールドコーストなど)
・ビール工場の見学(タダで飲める)
・競馬
・カジノ(負けた。。。) など
1か月が過ぎる頃からは、『オーストラリア1周旅行』のために情報収集したり、バックパックや寝袋を買ったりと、忙しくなりました。
僕の場合は基本的に「バス移動」で、バックパッカーやユースホステルに泊まるため、テントなどの大きな荷物は不要でした。
1か月半は、あっという間に過ぎてしまい、
『ブリスベン出発 →1周旅行!』 がスタートしました。
いよいよ、出発♪
カードウェル(Cardwell)
〔1995.06.12 ~ 28〕
ブリスベンからは北にあるケアンズ方面に向かいましたが、一番最初の滞在先に選んだのは海沿いにある町、カードウェル。
小さくて何もない町ですが、ここを選んだ理由は
「フルーツピッキングの仕事ができるかもしれない」という噂がありました。
カードウェルに到着したまでは良かったんですが、超初心者すぎてその先どうしたらいいのか分からない。。。
泊まろうと考えていた宿(バックパッカー)に行きたくても、どっちの方向にあるのかが分からず一人でオロオロしていると、女性が声をかけてくれました。
その女性は違う宿のオーナーでしたが、僕が泊まろうとしてた宿とは仲が良いらしくて、親切にも車で送ってくれました。
ありがとうございました♪
違う宿同士、仲が良いことは結構多くて「違う宿の客でもお互いに送迎してくれる」ことは、他の町でも何度かありました。
バックパッカー(安い宿)
宿まで送ってもらった僕は人生初のバックパッカーにワクワクしてましたが、なんか想像とは違っていました。。。
・バックパッカーの多くは、部屋の中にベッドだけが並んでいて、仕切りも何も無い。
・自分が使うベッドだけが、個人用のスペース。
アレ? 想像と違う。。。
「プライベート空間が全然ないじゃん。。。」
「みんな、こんな環境で生活できるのか?」
宿によっては「1つの部屋に男女が混ざってる」場合もあって、ここもそうでした。
僕の隣のベッドが「女の子」という状況だったので、最初は戸惑いましたが、旅に慣れてる周りの人達は特に気にしてなくて、数日経ったら僕も慣れてきました。
プライベートが気になる場合は?
少し高いけど個室部屋があるし、大きい宿だとマンションみたいなところもあります。
釣り
イギリス人のジェスとスコットランド人のカラムが、近くの桟橋で毎日釣りをしてたので、僕も一緒に釣らせてもらい、タイやキスが釣れました。
釣れた魚は料理しましたが、外国人はバターでソテーしたり油で揚げることが多いです。
僕や他の日本人は刺身や焼魚も料理して食べていたので、それを見た彼等は気味悪がってましたが、ムリヤリ食べさせると「意外に美味しい」と言いながら食べてました。
たまに、宿のオーナーが秘密の釣り場に連れてってくれて、大きい魚や泥の中にいるでっかいカニ(マッドクラブ)を捕まえることができたので、その日はみんなでパーティーでした。
サンドフライ
この虫、日本にはいませんが「最悪の虫」です。
目に見えないほど小さいのでいつ刺されたのか分からず、後になってムチャクチャかゆくなる。。。
「蚊の何倍も痒い!」
「薬塗っても、効かない!」
さっきの秘密の釣り場で気づかない間に数か所刺されていて、夜は眠れないくらい痒いのが数日続きました。。。
ホントに「最悪」です。。。
パンプキンピッキング(カボチャの収穫)
元々、カードウェルに来たのはフルーツピッキングが目当てでしたが、実際にはあまり仕事がありませんでした。
ジェスとカラムの2人はたまに「日雇いのパンプキンピッキング」をやっていましたが、ある日、カラムが風邪気味で行けなくなったので、運よく僕が働けることになりました!
人生初ピッキング! ラッキー!
ワクワクしながら準備して、ジェスと一緒に出かけたのですが、現実は「地獄」でした。。。
仕事内容は、
僕とジェスの2人が地面に転がっている大量のカボチャを、トラクターの荷台で待っている2人の受け手に向かってひたすら放り投げる。。。
畑自体がムチャクチャ広いし、カボチャが日本のよりも大きくて重い!
投げ続けていると、腕に力が入らなくなって感覚が麻痺してきた。。。
僕一人だけが泣きそうな顔で作業してるので、みんな笑ってたけど、マジで死にそうでした。
パンプキン、2度とやらない!
その後2~3回、パンプキンピッキングの誘いが来たけど、断りました!
モモンガ の生態調査
宿のオーナーがボランティアを数名募集していたので、内容を聞いてみたら
「近くの国立公園で数日間、モモンガの生態調査をするので手伝ってほしい。」
ということで、面白そうだったので参加しました。
普段は立入禁止の国立公園に調査員とボランティア数名で入ると、見たことない植物や昆虫がいて、まるでジャングル探検のようでした。
仕掛けてあった罠に捕まったモモンガの健康状態をチェックしたり、体重を測ったり、なかなか出来ない経験(探検)ができて、楽しかったです。
野生のモモンガ、可愛いかった♪
何も無くて小さい町ですが、毎晩みんなで飲み会したり、宿の居心地が良かったので約2週間も滞在してしまいました。
町を離れるのは辛かったけど、次の目的地「ケアンズ」へと向かいました。
ケアンズでの目的は、たくさんのアクティビティです!
ありがとうございました♪ つづく。。。